ペットと向き合う②
こんにちは。
今年の8月、まだ暑い頃に、八丁堀の雑居ビルで開催されていた保護ネコの譲渡会へ行ってきました。
保護ネコ譲渡会は、1月に下見をしていました。
その時は東京駅近くのビルでした。夫と一緒に見に行ったのですが、まだコロナの先が見えていない頃だったので、夫はそれほど乗り気ではなかったです。
その時は20匹くらいのネコがいたかな。それぞれケージに入れられて、その側にそれぞれのネコの保護主さんが立っています。
大人のネコも子猫もいましたが、それより人間がすごくて、保護ネコを引き取りたいと思っている人がこんなにたくさんいるのかと驚きました。
各ケージにはそのネコの年齢、いつどこで保護されたか、エイズ検査や寄生虫検査の結果、ワクチンの状況や去勢済みかそうでないかなど、詳しく書かれたものが掲示されています。
ちょっと興味深そうに見ていると、保護主さんがアピールしてきます。 保護主さんとしては一匹でも多くのネコを譲渡したいですから、そのネコの良いところをいろいろお話されます。
ちょっとペットショップの店員さんぽいと思われるかもしれませんが、譲渡にはなかなか厳しい条件があり、誰でも引き取れるわけではありません。
まず、一人暮らしと高齢者は不可になることが多いです。
これは、状況が変わりやすく、ネコを飼えなくなる可能性が高くなるからですね。
ネコも長生きするので多めに見積もって20年くらいは飼い続けられる人でないと譲渡は難しくなります。特に高齢者は子猫はダメなことが多いです。
高齢者といっても60歳以上なので、もうすぐ還暦の私たち夫婦はギリギリセーフでした😅
ただ、大人のネコで人馴れしていて飼いやすい子なら、一人暮らしでも高齢者でもOKなことも多いです。
小さい子供がいる家庭も不可です。ネコにとって子供はストレス以外の何ものでもありません。
うるさいし構ってくるし雑に扱われるしで、ネコにとっては辛いことなのです。
同居家族に猫アレルギーの人がいてもダメです。猫アレルギーだけは誤魔化しようがないので、結局飼えなくなって保護主さんに戻されるからです。
あとは、同居家族に1人でもネコを飼うことを良く思っていない人がいてもダメですし、動物の飼育不可な家に住んでいるひとももちろんダメです。
経済的に余裕のない人もダメかもしれません。動物ってエサ代やら治療費やらで意外とお金がかかります。
これらの条件については譲渡会で入場前にしっかりと確認されます。
せっかく野良猫を引き取って世話をして人馴れさせて誰かに譲っても、様々な理由でやっばり飼えないからと戻されたり、虐待目的で引き取られたりしないように、保護主さんたちも細心の注意を払っているのです。
で、私たち夫婦は、二人暮らしで静かですし(最近は夫も怒鳴らなくなりました(笑))戸建で近所迷惑になることもほとんどないですし、猫アレルギーもないので、条件的には全く問題ありません。
その会場に、グレーのまだ3ヶ月くらいの可愛い雄ネコがいました。とても大人しくて、だっこさせてもらいましたが暴れることもなくだっこさせてくれました。
下見だったので引き取ることはできなかったのですが、あのネコちゃんのことは今でも忘れられません。誰かに引き取られて幸せに暮らしているといいなあ。
③に続きます。
読んでいただいてありがとうございました。