「人生の楽しみが見つけられない」
こんにちは。
「ホンマでっかTV」見ていたら、女優の永野芽郁さんの悩みを聞くというメインコーナーがありまして、その彼女の悩みが「人生の楽しみを見つけられない」という、びっくりな内容でした。
私、永野芽郁さんがかなり好きです。
ずっと前、何かのドラマで見つけて、可愛い!!こんな可愛らしい女の子が世の中にいるのか!と、一目惚れしました。
色白で、清楚で、素直な性格がそのまま顔に出ているような、私にとってはパーフェクトな女の子です。
そんな彼女が人生の楽しみを見つけられないなんて、一体どうしちゃったのと真剣に見てしまいましたよ。
話を聞いていると、マツコ・デラックスさんが言っていたように、朝ドラが終わったからじゃないの?という見立てが当たっているのではと思いました。
大きな仕事が終わって、空の巣症候群のように心にぽっかり穴が空いている状況です。
でもその後、ある先生が、「人生の楽しみが見つけられないなんて、人生の絶頂にいるからだよ」と言い放ったのです。
さんまさんがすかさず「かっこいい!」と突っ込んでいましたが(笑)
でもこれも本当かもと思いました。
知り合いのママ友さんで、会うたびに「夢中になれるものが欲しい、趣味でもアイドルでも」と言っている人がいます。
私は密かに、それは彼女がリア充だから、何かにハマるような心の隙間がないからじゃないのかな、と思っていました。
もうずいぶん前ですが、点字のサークルに入っていたことがありました(今も幽霊会員)。
そのサークルをヘルプしてくれていた点字の先生が、あまりやり過ぎないようにと事あるごとに言っていました。
家事や介護などをほっぽり出して、点字に夢中になる人がたまにいるらしいのです。
先生としては、あくまでもボランティアの活動なので、ほどほどの距離感を持って細く長く付き合ってほしいということでした。
先生の話だと、ハマってしまう人はいろいろと家庭にストレスを抱えていて、点字ボランティアがその逃げ場になってしまっているということでした。
お酒やパチンコにハマることを思えば、点字ボランティアにハマるなんて全く悪い事はないと思っていましたが、先生から見るとそういう状況はあまりいいことではないと。
私にも思い当たる節があります。
上の子がまだ2歳くらいのころ、某ジャニーズアイドルに突然ハマってしまったのです。
今はもうなんの興味もなくて、彼らがテレビに出ていてもなんの感情も湧かないのですが。
なんであんなにハマってしまったのか、今だと理由がわかります。
異国での生活で、日本語と日本人に恐ろしいほど飢えていたのです。
今と違ってネットがまだ発達していなかったので、日本の情報が得たければ、有料のテレビ局(見られるのはNHKのみ)と契約するか、日系の本屋さんへ行って定価の何倍もする本や雑誌を買うか、日系のレンタルビデオ屋さんで2週間遅れのテレビ番組を借りて見るかしかなかったのです。どれもお金がかかることで、そんなに盛大にはできませんでした。
今はテレビも本も雑誌もネットでいくらでも見られますし、高い国際電話代を払わなくても誰とでも連絡が取れます。
もはや海外に社員を駐在させる意味もないくらい。
自分では自覚はなかったのですが、日本語日本人欠乏がけっこうなストレスだったのでょう。そこに、その日本のアイドルさんがポコッとハマってしまいました。
でも現地では私以外にもそのアイドルにハマっていた人がいました。やはり日本人に飢えてたのではないかと推測します。
何かに夢中になるのは精神衛生上、決して悪い事ではないと思うのですが、家族や仕事に支障をきたすほどハマってしまうのは、何か病的なことが根本にあるのかもしれません。
なので趣味がない、見つけられないのはある意味幸せな状況なのかもしれないと思いました。
読んでいただいてありがとうございました。