今日も一人でお昼ごはん

コミュ障・人見知りで友達のいないぼっちおばさん専業主婦のひとりごとです。

中学受験はしてもしなくてもいいと思う

 

こんにちは。

 

先日センター試験が終わって、受験生のみなさんは今頃センターリサーチの結果とにらめっこして、二次試験をどこの大学に出願するか決める時期ですね。

去年と一昨年が懐かしいです。

 

東京の中学受験がもうすぐ本番という時期にこんな記事をアップするなんて、空気が読めていない私です。

 

費用対効果という面からのみ考えています。

 

子どもを二人とも中学受験させた私ですが、卒業してみると中学受験させてよかったのかどうか、よくわかりません。

卒業して初めてわかることってありますよね。

 

特に息子の時は必死になって塾通いさせていました。今になってみるとなにをそんなに必死になっていたんだか、という思いです。

 

私立の中高一貫校の良さってなんなのかなあと改めて考えてみたのですが。。。

 

私立の先生のほうが公立の先生より優秀、ということもない。

私立にも、どうしようもない先生がいます。転勤がないからずっといます(笑)

そんな先生が高3の担任になったら悲惨です。

担任にならなくても、受験に必要で重要な科目の先生がハズレの先生になると、受験結果にまで影響して困ったことになります。

 

娘の学校には、理科の某科目の先生で、教えることが致命的に下手な先生がいました。

模試の成績を見ると、娘の学校の平均の点数はどの科目も全国平均より上なのに、その先生の科目だけ、平均より下でした。

これはもうその先生の能力不足のせいなのは明らかです。

でも、その先生は学校ではかなり地位が高く、責任を追究されることはなかったようです。おそらくこの先も、ずっと辞めることもないでしょう。せめて授業を受け持たないでくれればよかったのですが。

娘ももちろんその科目は苦手でしたが、1年浪人して予備校に通ったら、すっかり得意科目になってしまいました。

センターの点数を上げてくれたのもその科目でした。

 

私立の学校は生徒の質が良いとか、教育熱心な親が多いから学校の質も良いとか、確かに公立の中学と比べるとそういうこともあるかもしれないです。

でも中学を卒業して高校に上がれば、生徒の粒は揃いますし、優秀な高校には優秀な子が集まって自然と勉強や部活動に励むようになるでしょう。

 

それと、私立は(特に東京)男子校、女子校が多いです。

息子は男子校に入れましたが、多感な時期に、女子のいない環境にさせてしまったのは可哀想だったかもと今になって思います。

息子は、真面目な良い子が多く、友達にも恵まれていい環境だったけど、女子がいないのは致命的だったと言ってます。

 

女子校は、男子に頼らない、頼もしい女性が育つという良さはありますが、それが裏目に出ることもあります。

 

男子に気圧されることがないので「理系に進む子が多い」ことをウリにしている女子校は多いです。

でも学校全体が理系を押す雰囲気に飲まれて、本当は理系ではないのになんとなく理系に進んでしまう子も出てくるのです。

 

娘の同級生にも、工業大学の機械工学というバリバリの理系に進んだものの、結局その男子ばかりの雰囲気や勉強内容が合わずに1年で辞めてしまったお子さんがいます。とても真面目なお嬢さんで、ものすごく悩んだようです。

その後は本当に勉強したいことを見つけてまた違う文系の大学に入り直しました。

 

私立中学に入れるメリットを間違いなく得られるのは、大学付きの学校に入れることでしょう。

あの大学に絶対に行きたいという所があるなら、そこの付属を受けるに超したことはありません。

エスカレーターで高校、大学に進めるのです。受験勉強に時間を取られることもなく、部活動などに全力で打ち込むこともできるし、その先のいろいろな試験(司法とか公務員とか会計士とか)の勉強に早くから取り組むこともできます。

 

ただ、そういう大学は、往々にして中学から入るより大学から入る方が楽です。

学校推薦、自己推薦、AO入試、センター利用など、手段はいろいろあります。一般入試でも科目が少ないので楽なのです。

 

大学の付いていない中高一貫校は、「塾に行かなくても大丈夫」とか謳っている所もありますが、んなこたぁない。高校に入ったら、みんな予備校に通い始めます。

結局、塾の費用もかかるのです。

 

私立にもやる気のない子はいます。素晴らしいカリキュラムを組んでも、本人にやる気がなければどうしようもありません。

 

私立中学の良さというのは、親がその学校の教育方針や雰囲気を良いと思えばそれが良い点になる。。。ということでしょうか。

 

でもそれも、あまりにもその学校を理想化し過ぎて、入ってから現実を知ってガックリくるということもあるのでなかなか難しいです。

息子の学校でも娘の学校でも、思っていたのと違うと失望していたお母さんがいました。

 

私立の高い学費に見合うものを得られるかどうか、私は正直なんとも言えないです。

 

経済的に余裕があればいいですが、そうでないのなら、無理をしてわざわざ高い学費を払う必要はないと思うのです。

どうしても高校受験を避けたいのなら、公立の中高一貫校を受けるのも手だと思います。

 

多額のお金がかかることなので、費用対効果の面から考えることも大事だと思って、中学受験に水を差すようなお話をしてしまいました。

 

読んでいただいてありがとうございました。

  

 

 
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