娘の大学受験雑記 東京の私立大学
こんにちは。
前回の更新、久しぶりだったのですが、スターを沢山いただいて、有難いことだと思っています。
今後もぼちぼち更新していきますので、どうぞよろしくお願いします。
この1年、娘の大学受験に付き合って、いろいろ感じたことがあり、感じたままに書いていこうと思っています。
あと数年で受験制度も大幅に変わるので、あまりお役に立たないかもしれませんが。
誰の発案かは知りませんが、去年の入試から、東京の大学への学生の集中を緩和するために、東京の私立大学に限って、合格者数の厳格化(要は減らせということです)が始まって、受験生に多大な影響を及ぼしています。
これ、上位の高校はあまり影響ないんですよね。余裕で合格できますから。
モロに影響を受けるのは、その下の、いわゆる中堅校というレベルの学校です。
ギリギリで合格を手にしていた子たちが滑り落ちてしまうのですから。
娘の行っていた高校が、まさにその中堅校で、去年から私立大学の合格者数を大幅に減らしてしまいました。
今年は去年よりさらに厳しい結果になっています。
娘も、現役のとき、模試でA判定をもらっていた大学の一般試験に失敗しました。
娘の同級生たちも、軒並み一般を失敗して、仕方なくセンター利用で合格した大学に進学しています。
この経験から、我が家では、私立大学はできる限り一般では受けないことにしました。
一般試験というのは、受験料もフルでかかりますし、過去問もしっかりやって準備しないといけません。
コストも労力も大きいのです。
それなのに落とされてしまう。これはある意味理不尽な話だと思います。正直者が馬鹿を見る、とまで言うと言い過ぎかな(-_-;)
ですから、第1志望が私立大学で、その大学が推薦入試やAOを実施しているのなら、まずそこから攻めるのです。
評定の関係などで推薦やAOにうまくはまらないときはセンター利用を使い、それもうまく行かなかったときはセンター併用型や外部試験(TEAPなど)利用型で受けます。
そうやって、できる限り一般試験のフル科目受験を避ける。もはや逃げているといってもいいくらいです(笑)
娘のような、国公立第1志望の受験生ならなおさら私立大学の過去問対策に時間を割きたくはないでしょうから、センター利用を大いに利用して、無駄な労力を使わないことです。
娘も今年は私立大学はセンター利用で3校受験し、一般で受けたのは1校だけです。
その1校も、外部試験のTEAPを使ったので、正確には一般では1校も受けなかったことになります。その大学はセンター利用型を実施していなかったのでしょうがなかったんですが。
結果は全部合格でした。
これには予備校の担任の先生に感謝しないといけません。
予備校の最初の保護者会で、先生はまずTEAPは受けないと損だと言っていました。
理系なのでTEAPを利用すると理科は1科目から2科目に増えてしまいますが、それでも英語の勉強に時間を割く必要がなく、かつ倍率も低いのでかなり有利とのこと。
現役のときは、TEAPまで手が回らず受けていませんでした。
実際に受けてみたところ、1回目であっけなく基準点をクリアできました。おかげで英語の過去問を解く必要もなくなって、かなり楽な受験となりました。
先生ありがとうです。
これから少子化もますます進んで、私立大学は学生確保に必死になるでしょう。
早く確実に生徒を囲い込める自己推薦やAOにもっと重心が移っていくと思います。
私たち親の世代は、推薦はまだ特殊なものだったので、一般試験を受けて正面突破すべきという考え方をどうしてもしてしまいがちですが、大学受験の世界もかなりのスピードで変化していっているので、自分の経験だけで判断するのは危険かもしれません。
国公立でも推薦に力を入れている大学が増えているようです。
苦しくて長い一般試験を受けなくてもいいのですから、推薦で受かれば本人も家族もかなり楽が出来ます。受験料も1校だけですむのですからお財布にも優しい。
というわけで、推薦・AOは大いに利用しましょう。
なんて、えらそうなこと言ってますが(笑)
で、私立の合格者が厳しく減らされた結果、東京への一極集中は本当に緩和されているのでしょうか。
東京が地元の子どもたちが割を食っているような気がしてなりません。
読んでいただいてありがとうございました。