車は要らないと言っているそこのキミへ
こんにちは。
うちの子たちもそうだけど、今時の若い子たちって車なんか要らない、興味もないって言う。
親の私たちの世代(もっと上の世代も含めて)は、車がステイタスシンボルで、最初は中古の安い車から始めて収入が上がるにつれてもっといい車いい車へと乗り換えていくのが当たり前だったのだけど。
わが家も、結婚して10年近く車なしの生活を送っていたのだが、子どもが二人になり、社宅がもらえて車庫もついたのをきっかけに、ようやく中古車を手に入れて乗るようになった。
その車を皮切りに、でかい国産のセダン(新車)→小さめのミニバンと2台所有→セダンがスポーツカーに→小さめミニバンが大きめミニバンに→ミニバン売り払われスポーツカー1台に。。。という、我が家の車の移り変わりがあった。
どこの家にもこういうマイカーの歴史があるんじゃないかな。
でも今の若い人にはこういう、より良い車に乗り換える楽しさが理解されていないのね。それどころかダサいと思われている節もある。
小さいときから家に車があるのが当たり前の生活だから、車のありがたさもわかっていないんじゃないかな。
送り迎えしてくれた親への感謝もなさそうだ。当たり前だと思ってる?
私の父は免許を持っていなかったので、当然うちには車はなかった。
団地に住んでいて、あの頃の団地には駐車場もあまりなかったので、車を持っている家庭がそもそも少なかった。
商売をやっている近所のお家が軽トラ持ってたくらい。
その後戸建てに引越しても、車がないので家に駐車場もなかった。
今じゃ考えられないけれど、駐車場のないお家って、そんなに珍しくなかったのだ。サザエさんのお家みたいに。
だから車で送り迎えなんてされたこともないし、どこに行くにも自転車と公共交通機関だった。父は毎日タクシーを使っていた。
兄が免許を取って運転し始め、家族で親の故郷へ行ったのが生まれて初めてのドライブ旅行だったかな。
とても楽しく嬉しかったのを覚えている。
車はありがたいと思う。
雨の日とか小さい子どもや高齢者を病院へ連れて行くときとか、大きな荷物を運ぶときとか、車があってよかった、運転できて良かったと思う。
自分一人ならなんとでもなるのかもしれないけれど、いずれは人のために何かをする立場になるのだから、免許は取れるときに取っておいた方がいいと思う。車に興味がないのなら所有せずにレンタカーで済ませればいい。
息子は大学3年の時に半年くらいかかってやっとこさ免許を取り、それから1年後(最初の1年は保険が高いから乗らなかった)、同じペーパーの友達とレンタカーを借りて練習し、やがて旅先でレンタカーを借りて乗り回すようになった。ドライブの楽しさに目覚めたようだ。
次のボーナスでいよいよ車を買おうかというところに来ている。
車を運転するようになると今までと違った世界が広がって来る。
私も子どもが二人になって動きづらくなり、ようやく運転するようになった。
都会は車なしでもなんとかなるとは言っても、小さい子供を何人も抱えて移動するのはやはり大変だ。自転車に3人乗りするのも危ない。
車のおかげで行動範囲がぐ~んと広がって楽しめることも多くなり、ずいぶん助かった。
だから車いらない、免許も要らないなんて言ってないで、一回免許を取ってハンドルを握ってみたら?違う世界も見てみようよ、それでやっぱり面白くなかったらやめればいい、免許はあるのだからいざという時には運転できるし、と、娘の彼氏に言いたい。
はい、この記事は車には乗らないから免許も取らないと言っているらしい娘の彼氏に向けた記事でした(笑)
読んでいただいてありがとうございました。