夫の断酒
こんにちは。
私はお酒を飲みません。
若い頃はそれなりに飲んでいましたが、いつ頃からか、飲むと必ず貧血を起こすようになり、自分もしんどいし周りにも迷惑をかけるので、飲むのは止めました。
そもそもそんなに美味しいと感じたこともなかったので止めるのは簡単でした。
夫も1年くらい前から断酒をしています。
夫はお酒が大好きです。
いまだにお酒の誘惑が多い所は避けています。夜の繁華街とか、スーパーの酒売場とか。よく頑張っているなあと感心しています。
夫がなぜ断酒をしたかというと、体調不良が続いたからです。
夜中の原因不明の腹痛や、不眠や頭痛など、人知れず苦しんでいたようです。
原因が飲酒であることは薄々わかっていたようで、それで思い切ってお酒を止めてしまおうと。
そもそも夫の父親は、大量飲酒で暴れるという典型的なアルコール依存症でした。妻である夫の母親は、もうやってられないと、子どもたちを連れて家を出て、離婚しました。
その後、義父はおそらく肝臓を病んで、40代の若さで亡くなりました。
夫はまだ小学校の低学年だったので、あまりよく覚えていないと言っています。
お酒で人生が狂ってしまった気の毒な人だと思います。お義母さんも、そのせいで苦労の多い人生だったと思います。
そんなお義父さんのことを夫が考えないわけはないはずで、大好きなお酒を止めたのもそのせいだと思います。
お酒を止めた結果、体調不良は嘘のように消えて、不眠や腹痛に悩まされることもなくなり、本人は止めてよかったと心から思っているようです。
飲み代がかからなくなったので、その分を外食代に回せるようになり、私も週1回は夫と外食を楽しんでいます。
夫が会社勤めをしていた頃、夜中に夫の同僚から夫が酔っ払ってどうにもならなくなり、救急病院に運び込んだので迎えに来て欲しいと電話がかかってきたことがありました。
しょうがないので寝ている子どもたちを置いて、車で迎えに行きましたが、結局3時間くらい付き合わされて、明け方帰宅しました。
病院も、酔っぱらいはとっとと出て行ってほしいんでしょうね。わかります(笑)。
夫には、次はもう迎えに行かないと宣言しました。さすがに言い返してきませんでした。
それでもたまにぐでんぐでんに酔っ払って帰って来てトイレを汚すこともありましたが、トイレ掃除もやらせました。
いい年して無茶な飲み方は止めなさいと言うと、本人も反省したのか、あまり深酒はしなくなりました。
それから家飲みをするようになりました。それはそれは美味しそうに飲んでいるので、私も特に不愉快な思いはしていなかったのですが、本人は人知れず毎晩の腹痛に悩んでいたようです。
私の父も若い頃から大酒飲みで、酒の席での失敗談には事欠きませんでした。
暴れることこそありませんでしたが、母には迷惑ばかりかけて、そういう父を見るのが嫌でたまりませんでした。
退職して家にいるようになると、朝から飲んでいました。朝から酒を飲むような人といっしょに住むのはけっこうなストレスだと思います。
母が可哀想でした。それなのに兄は、もう酒くらいしか楽しみがないのだから好きなだけ飲めばいいなどと甘やかしていました。
ちなみに兄は下戸です。
でも私には酒ばかり飲んでいる父が情けないと言っていました。そういうことは本人に言ってくださいね( ̄ー ̄)
私が酒好きだったら、父と毎晩お酒を飲んでいたかも。
でもそうではないので私は酔っぱらいには厳しいです。飲むのは勝手だけど周りに迷惑かけないで。
体の調子が悪いのなら、まずお酒を止めてみて。
お酒は適量なら体に良いと聞きますが、私の知っている人で、適量に飲んでいる人なんていません。
飲んだら必ず飲み過ぎています。
適量で止めることなんてできない。それができるのは、そんなにお酒が好きではない人だけです。
休肝日も作らず毎日飲んでいる。
それで体調が良くないと言う。お酒を止めたら、夫のように健康になって毎日快適に過ごせるかもしれないですよ。
勤め先の社長も、先日酔っ払って頭を縫う怪我をしていました。母親である会長の所に、私のときと同じように夜中に電話がかかってきて、あわてて病院に向かったそうです。
いい年したオッサンが、70半ばのお母さんに心配かけるとは本当に情けないです。しかも本人は何も覚えていない。
でも飲み友達が酔っ払って2階から転落して重体になったらしく、さすがに怖くなって少し控えているそうです。
社長のお父さんも、酒が原因で肝臓がんになり、早くに亡くなったのにね。
飲み過ぎでいつもお腹を壊しているし、もうお酒はキッパリ止めた方がいいんじゃないかな。
それと、気になるのがお酒のCMです。毎日大量に放送されてないですか?
まるでお酒を飲むのは良いことだ、どんどん飲みましょうと、国全体が奨励しているような雰囲気です。
タバコの健康被害は声高に言われているのに、お酒による健康被害って、あまり取り沙汰されていないような気がします。
アルコール依存症にならないまでも、お酒が体に及ぼす影響を、もっと取り上げてもいいんじゃないかと思います。
飲酒運転でひき逃げをしてしまった某元アイドルさんも、お酒ですっかり人生が狂ってしまいました。仕事の前日に深酒をするというのは、もう依存症だったんでしょう。
読んでいただいてありがとうございました。