歌詞かメロディーか
こんにちは。
先日見ていたテレビで「あなたは歌を聴くときに歌詞を重視しますか?それともメロディーを重視しますか?」みたいな質問がありました。
私は超有名で一時期一世を風靡したあるミュージシャンの作る歌の歌詞が好きではありません。
その人が他の歌い手さんに提供した歌も、歌詞が私には受け入れられないのでメロディーが良くてもやっぱり好きではないのです。
と、言うことは、私は歌詞を重視しているのでしょう。
私は大学生の頃、「異邦人」で一躍有名になった久保田早紀さんが大好きで、アルバムもほとんど持っていました。(嵩張るレコードは引越しのときに処分してしまいました( ;∀;))
彼女の歌の何が好きかというとそれはメロディーです。
高音から低音までたくさんの音を贅沢に使い、変化に富んでいてまさにメロディアス。
たわわに実った葡萄の房のようなイメージ。
歌詞を乗せなくても十分聴くことができます。
と言うことは、私は歌詞よりメロディーを優先しているとも言えます。
で、そのテレビ番組に出演していた先生方が、「メロディー重視なのは精神的にちょっと幼い、大人になるにつれて歌詞の良さがわかるようになり、歌詞重視になる」と言っていました。
まあそれはそうに違いないですが、でもちょっと違和感を覚えましたね。
クラシック音楽は、オペラや歌曲を除いてほぼ全てが器楽曲ですが、それを聴くとき、言葉では表されていないけれど何か訴えたり伝えたりしていることを感じたり、風景やなにかのイメージが心に浮かんできたりします。
それは、歌詞のようにわかりやすいわけではないので、やはりある程度年齢を重ねないと感じ取れないのではないでしょうか。
だから、メロディー派はお子ちゃまというのはちょっと短絡的だと思いました。
まあそもそも歌詞かメロディーかなんていう質問が変なんですけどね。
音楽ってそんな単純なものではないですから。
読んでいただいてありがとうございました。