宝塚が苦手だ
こんにちは。
生の宝塚の舞台を一度も見たことがないのに苦手です。
子供の頃は関西に住んでいたので、週末の夕方になると宝塚歌劇の放送がありました。30分だけでしたが。たしか、関西テレビで。
私はお人形さんごっこが好きで、フリルのいっぱい付いたドレスとかも大好きでした。
絵を描けば西洋のお姫様ばっかりで。もちろん色はピンクです。
そんな私は宝塚にはそういうお姫様チックな衣装を身にまとった綺麗なお姉さんがいっぱい出てくるはず、と、その番組を見始めたのでした。
でも、そこにいたのはショートカットでオールバックで金髪で低い声を出す、でもどこからどう見ても日本人の女の人たちでした。
男役の方達なんですけど、子どもだった私には違和感しかありませんでした。
女役にしても、金髪のクリンクリンな髪型が、その他の要素と合っていない気がして、どうにも私には受け入れられなかったのです。
それでもきっとそのうち心ときめく瞬間が来るはずと、何度もトライしましたが、やっぱり違和感はなくなりませんでした。
周りにも宝塚のファンとか、宝塚をよく観に行っている人はいなかったです。
まだベルばら以前だったので、宝塚も今ほどもてはやされてはいなかったのかな。
ベルばらは偉大です。宝塚を一般庶民の趣味にしてしまったのですから。
ベルばら以前は宝塚ファンというとお金持ちの奥様やお嬢様、もしくは浜村淳くらいでした。
私も小学校5年のとき、友達の影響でベルばらにはどえらいハマり方をしました。単行本を何度も何度も読み返して、セリフとかほぼ暗記したくらいです。
そのベルばらが、満を持して宝塚で舞台化されると聞いたとき、もちろん嫌な予感はしました。でも、一応見てみたんですよね、テレビで。
う~ん、これは、やはり、私の愛するベルばらではない、とガックリ。
その後就職した会社の先輩に宝塚に入るのが夢で受験もしたという人がいて驚きました。可愛らしい容姿でしたが宝塚にはう~んちょっとな感じでした。
でも別世界だと思っていた宝塚が、意外と身近なものになっていたことを知った瞬間でした。
その後、妊娠中に通ったラマーズ法の教室に、今度は本物の元タカラジェンヌがいたのです。
顔がめっちゃ小さくて、端正とはこのことかというくらい整っていました。さすが高倍率の中を勝ち抜いて来ただけのことはあると感心しました。
性格も良くて、素敵なママさんでした。今も演劇方面で頑張っていると聞いています。
話が逸れました。
でも、関東に来てからは、宝塚というと大絶賛する人ばかりです。
息子の学校の保護者会のイベントも、宝塚の観劇でした。
芸術としてのレベルが高いということですよね。
でも苦手なものは苦手なので、あんまり好きじゃないかなあと、ちっちゃい声で呟いています。
ディズニーランドも実は苦手です。
あまのじゃくってことですかねぇ。