今日も一人でお昼ごはん

コミュ障・人見知りで友達のいないぼっちおばさん専業主婦のひとりごとです。

頭が真っ白になった出来事

 こんにちは。

 

先日、パートのお給料をいただいた。

今の会社は銀行振込でなく、現金で渡される。そのまま持っているといつの間にか使ってなくなってしまうので、少しだけ残してあとは口座に入金することにしている。

 

生活費もおろさないといけないので、近くの大型スーパーのATMコーナーに向かった。

生活費は夫に今月は10万円と言われていて、それプラス先日の健診代31,000円、合計131,000円を引き出した。

くたびれたシワシワのお札ばかりで、なんだこれーと思いつつ、そばに置いてあった銀行の封筒に入れてとりあえず置いた。

その後、お給料の入った封筒から1万円を差し引いた残りを自分の口座に入金。

 

買い物はしないでそのまま帰宅した。

 

帰宅後、洗濯物を畳んだりお昼ごはんの用意をしたりして、あ、そういえばお金をしまっておかないと、と思ってバッグを開けてみると、ない。

1万円の入った封筒はあるけど、131,000円の入った銀行の封筒が、ない!

 

そうだ、封筒をATMの上に置いたまま、帰ってきてしまった、と気づいて慌ててスーパーに電話した(そこのスーパーにはよく電話をするので電話番号は覚えている)。

でもスーパーには届いていないと言われ、顔面蒼白で自転車猛ダッシュで再びスーパーに向かった。

お給料日の翌日のお昼休みの時間だったのでATMコーナーには長い列が出来ていて、当然私の封筒はなかった。

 

やっちまったなあ~、毎日スーパーで特売品ばっかり買ってせっせと節約していたのに全くの無駄だった、私のパート代で弁済せねば。。。と半ば諦めて横にあるサービスカウンターで改めて事情を説明して、見つかったら電話してくださいとお願いした。中の人にとっても気の毒そうな顔をされた。

 

でもよく考えてみると、ATMには防犯カメラが付いている。

たまに、この人が犯人です!という証拠の画像がテレビなどで報道されたりしている。

それがわかっていて盗むというのはかなり勇気のいることだ。

私だったらできる限り触れる時間を少なくしたいから、速攻で近くにいるお店の人に託すだろう。

 

そのスーパーの近くに警察署がある。

ついこの間も世間を賑わせた事件で出ていた警察署だ。

一応届けておいた方がいいかと警察署に向かった。

 

1階の受付で「あのー、ATMにお金を置き忘れてしまったんですけど」と言うと、受付のお姉さんは間髪入れず、「はい、2階の会計課へどうぞ~」と、慣れた口調でニコニコしながら言った。愛想いいなーと思いながら階段で2階へ。

 

2階の会計課というところへ行き、かくかくしかじかと事情を説明すると、とりあえず用紙に記入してくださいと言われ、名前や住所や金額や置き忘れた時の状況やらを詳しく書いた。

 

するとそこのお姉さんが、「全く同じ金額のお金が届いてますね」と言うではないか。

予想外の言葉にびっくりして、

「ほんとですか?どなたですか?お礼をしないと」と言うと

「それが名前とか一切名乗られなくて、お礼もいらないと。。。」

「そうなんですか」

「そのままにしておくか、警察に届けるか、ずいぶん悩まれたそうです」

 

ホッとして嬉しい気持ちと、申し訳ない気持ちでいっぱいになった。

あの時、私の後ろに一人だけ並んでいた人がいた。その人が届けてくれたのだろう。

困っただろうなー、迷惑かけてしまったなあと、深く反省。

 

金額が実に中途半端で、お札の数と種類もぴったり一致しているとのことで、たぶんあなたで間違いないでしょうということになり、何枚かの紙にサインをして、封筒に入ったお金は無事に私の元に戻ってきた。

お金に名前は書けないから、自分の物だと証明することはできないものね。10万とか20万とかのキリのいい額でなくてよかった。

 

あとでよくよく考えてみると、1階の受付のお姉さんが妙に愛想が良かったのは、あ、来た来た、落とし主って思ったからかな。

その30分位前に拾い主がその受付に来たのは間違いないと思うから。

 

それにしても、ATMに来て、お金の入った封筒が置かれていたら困るよね。

その封筒を持っているところを持ち主に見られたら、盗まれたと誤解されるかもしれない。

近いとはいえ警察まで届けてくれるなんて、なんと親切な人だろう。

そんな親切な人に届けてもらって、私は幸せ者だと神様に感謝した。

ふだん神様の存在なんてほとんど気にしていないくせに、調子のいいもんですわ。

 

読んでいただいてありがとうございました。

 

 

 


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