今日も一人でお昼ごはん

コミュ障・人見知りで友達のいないぼっちおばさん専業主婦のひとりごとです。

娘の大学受験雑記 国公立に固執する娘

こんにちは。

 

先週私立大学受験についての記事を上げたら、今週号のアエラに似たような記事が載っていてびっくりしました。

私立大学が難化して、浪人が増えていると…

娘の卒業した学校は、今年も多くの浪人生を出しているようです。

ちょっとかわいそうになります(:_;)

国の政策で右往左往している子どもたちの姿が見えるようで。

 

さて、娘が浪人した理由は、「国公立大学に行きたい」、それに尽きます。

 

文系だと私立も国公立もそれほど差は感じませんが、理系だと、学生ひとりひとりに税金をたっぷり使ってもらっている感が半端ないのは事実です。

学費も私立に比べると格段に低いので、理系なら国公立というのはまあ当たっているのでしょう。

 

娘は下宿生なので、仕送り費用は馬鹿になりませんが、それでも学費は4年間、この金額で済むのかと思うと正直ホッとしました。

私立文系だった息子の学費の請求書が来るたびにため息ついていましたから(^^;)

 

とはいうものの、娘の私立大学に対する態度はひどいものがありました。

 

一番最初に合否がでる大学(私立のセンター利用)の合格発表の日、さすがに受かっていたら娘も連絡してくるだろうと待っていてもメールも電話もなく。。。

しびれを切らして(というか、もう気になって仕事も手に付かないほどだったので)、私が大学のHPで合格の確認をし、夫に伝え、二人で「これで2浪は免れた」と肩をなで下ろしておりました。

 

娘から連絡がきたのは夜です。

「受かってたね、良かったわ」

それだけかい(;・∀・)

 

「中学受験じゃないんだから、挑戦校とか確実校とか安全校とかそんな風に受ける必要ないでしょ。行きたくない大学を受けても意味がない」

とかなんとかえらそーに言って、私立大学のセンター利用試験でさえ受けたがらなかった娘です。

 

なんとか説得して2校に出願するところまでこぎつけました。

もう1校どう?と聞くや「私が一般で受からないとでも思ってるの?」とキッと睨み返され、わわ、怒らせた、ヤバいと、あわてて引っ込めました。

 

ですので、残りの1校は娘に内緒で申し込みました。

娘は今でもその大学にセンター利用で受かったことを知りません(;´∀`)

 

でも正直、ヒヤヒヤしていました。と、言うのは、センター利用で出した大学はどこもほぼ同じレベルで、センターの出来次第で全部受かるか全落ちするか、どちらかしかない、というけっこう無謀な出願だったからです。

 

3校とも去年の娘のセンターの成績では合格できなかったところだったので、そのうちの1つでも受かれば、一応「浪人した甲斐があった」と納得できるわけで、最初の1校が受かったときは、親として本当に嬉しかったです。

  

困ったことになったのは、その最初に合格をもらったA大学と、その後一般で合格をもらったB大学のどちらに入学金を払うか決めるときです。

 

B大学の合格発表の次の日が、A大学の入学金振り込みの締め切り日でした。

Aに行きたければすぐにお金を振り込まないといけません。

ところが、その日もまた娘と連絡が取れなくなったのです。

娘は勉強の邪魔だと言う理由で、スマホは家に置いていて、携帯電話もほとんど見ない生活を送っていました。

 

これはもう直接娘の所に行くしかないと、夕方、娘の下宿を夫と共に訪ねました。

 

幸運にも娘は在宅していたのですが、やはり、B大学の結果は見ておらず、「合格だったよ」と言うと「えっマジで~?」と驚いていました。

 

娘はB大学はたぶん落ちているだろうと決め込んで、結果を見ていなかったのです。いや、ダメもとでも普通受かってるか落ちてるかぐらい見るんじゃない?(;´・ω・)

 

じゃあB大学で、ということで、入学金の行先はB大学になったのでした。

 

娘はB大学に合格したことは喜んでいたものの、そこに行きたいかというと、国公立の前期中期後期のどこかで受かったらそっちへ行くので特に行きたいわけではないと言っていました。

 

そうか~、B大学ってけっこう世間的には人気のある大学なんだけどな~と、ちょっと残念な気持ちになりました。

(それに、B大学なら自宅からわりと近いので自宅通学できたのです)

 

娘が出願した国公立大学はどこも家から遠いところで、どこに決まっても下宿決定でした。親としては出来れば家にいてほしかったのですが、本人は家から出たかったようなのでしょうがないですね。

 

ところで、国公立は前・中・後期と3回受験の機会があります。

最近は旧帝など後期試験を廃止しているところも多いです。

同じ大学なら当然後期の方が難易度が上がります。

ですので、後期に出願する大学は、たいてい前期より偏差値的に下の大学になります。

 

ここで注意しないといけないのは、後期と言うのは前期試験に落ちた人しか受けられないということです。

逆に言うと、前期に落ちてショックを受けて落ち込んでいる子たちが受けるのが後期試験なのです。

 

前期を失敗したショックから立ち直れなくて、後期試験を受けに行くことができなくなる生徒さんはけっこういるんじゃないでしょうか。

私立大学と違って、国公立の前期試験は1回しかありません。

ほとんどの人が第一志望として受けています。

ですので、落ちた時のショックは、私立の比ではありません。

 

学校の先生も言っていましたが、女子はこういう場合のメンタルが弱い子が多く、立ち直るのに時間がかかると。

何を隠そう、うちの娘が去年そういう状態になっていました。

ご飯も食べられなくなり、1日中ベッドにもぐりこんで、とても後期試験を受けに行ける状態ではありませんでした。

 

これを教訓に、今年の後期は筆記試験のない、面接だけでいいところにしました。

筆記試験を受ける元気がなくても、とりあえず現地に行って、面接官に会うだけでいいからです。

センター試験で合格ラインを越えていれば(センターリサーチでA判定をもらっていれば)、面接はおまけみたいなものなので、筆記試験をがっつり受けさせるところに比べると格段に楽なのです。

 

結果的に前期に合格できたので後期の大学に行く必要はなくなったのですが。

 

後期はセンター試験の結果のみで合格をもらえる大学もあるので(国公立のセンター利用みたいなもんです)、各大学の後期2次試験の内容をよーく見て、自分に合ったところを選べばいいと思います。

学科試験のあるところの方がいいという人もいるでしょうから。

 

娘の入学式に日帰り強行スケジュールで行ってきました。

一周するのに車で10分もかかる広大な敷地、まだ新しい立派な講堂、シンプルなデザインですが清潔で使いやすそうな校舎、何か所にも配置されている学食、生徒数の少なさ、重厚な雰囲気だった入学式、などなど国立ならではの良さをひしひしと感じました。

 

税金を沢山使わせてもらっていることに感謝して、勉強に励んでほしいと思います。

 

読んでいただいてありがとうございました。

 

 


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