今日も一人でお昼ごはん

コミュ障・人見知りで友達のいないぼっちおばさん専業主婦のひとりごとです。

人の立場を理解するのは難しい

 

こんにちは。

 

台風一過の青空で息子のベッドのシーツを洗濯したいのですが起きてこないのでできません。まあ、いいか。。。(^^;

 

もうずいぶん前になりますが、下の子が生まれてまだ1カ月くらいの頃、夫の会社の後輩夫婦が家に遊びに来たことがありました。

 

産後1か月というと、出産を経験された方ならおわかりだと思いますが、まだ授乳時間も不安定で睡眠時間もあまり確保できていない状態です。お母さんの体も元通りにはなっていなくてけっこう大変な時期です。

 

それでもせっかく来てくれるのだからと近所のレストランで一緒にご飯を食べました。

レストランでは赤ちゃんは夫に抱っこひもで抱えてもらい、食事をしました。

 

その後家でお茶をしました。

夜遅い時間になっていたので子どもたちをお風呂に入れたいし、出来れば早めに帰ってもらいたかったのですが、後輩夫婦にはまだ子どももいなくて、そういう産後の大変さは全く分かっていない様子で、なかなか帰ってくれなくて正直疲れました。

 

後輩夫婦は礼儀正しくとても好感の持てる良い人たちです。

それでも新生児の育児の大変さは体験していないのでわからないわけで、夫も私も特に彼らを責める気もなく、まあしょうがないかで済ませていました。

 

それから1年くらいして彼らもお子さんを儲け、まだ生まれて間もない可愛らしい赤ちゃんの写真入りの年賀状が届きました。

そこには「育児がこんなに大変だとは思いませんでした。いつぞやはまだ赤ちゃんが1カ月の頃にお邪魔をして本当に申し訳ありませんでした」という文が添えられていたのです。

 

私はすっかりそのことを忘れていたので最初何のことだかわからなかったのですが、あ、と思い出し改めて読み返し、すっかり感動してしまいました。

 

自分が間違ったことをしたと気が付いても、なかなか素直に謝ることって出来ないですよね。

時間がたっていればなおさら、なかったことにしてもらいたいと思うはず。

それを、わざわざ年賀状で謝ってくれたのです。

なんて素直な人なんだろうとちょっと感激しました。

世の中にはこんな人もいるのねと。

 

と、同時に人の立場を想像力だけで理解するのは本当に大変だと実感しました。

寿命を全うして親が死ぬというような、それほど不幸に見えないような出来事でも、実際に親が死んでみないとその気持ちを理解するのは難しいでしょう。

 

まして、重い病気にかかるとか、子どもを無くすとか、災害に見舞われるとか、運が良ければ体験しないで済むような出来事に関しては、当事者の気持ちを理解するなんてほぼ不可能だと思います。

 

ついつい自分の基準が世の中の基準だと思ってしまいがちですがやはり謙虚でないといけないなと改めて思った出来事でした。

 

そんな殊勝なことを考えつつ、その年賀状を見ていると、初めての赤ちゃんの育児に右往左往している後輩夫婦の顔が浮かんできてちょっとニタニタしてしまいました(^^)。

今も年賀状だけやり取りしていますが、素敵な家庭を築かれていることと思います。うちのようなポンコツ夫婦と違って。羨まし~。

 

 

 

 
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