友寄D
こんにちは。
テレ朝火曜の夜に放送している「陸海空 こんな時間に世界征服するなんて」という番組、ご存知でしょうか。
たまたま見たのがお笑い芸人のU字工事さんの乗ったボートがアマゾンの部族に銃撃されるという衝撃のシーンで、それから毎回欠かさず見るようになりました。
その番組で今注目されているのがナスDこと友寄隆英というディレクターです。
この人、ぱっちりお目目にロン毛という、私にとってはドストライクな容姿で、ドキドキワクワクしながら見ていたのですが、現地の人でも(生では)食べない巨大カタツムリを生で食べ出した辺りから、あれ、この人もしかしてヤバい人?(;・∀・)と気が付き、それからあれよあれよという間に彼は全身真っ黒になってしまったのでした(笑)
真っ黒になっても気絶してもやはり好きなのは好きということで、すっかり彼にハマっています。
彼はいったいどういう人なのだろうと気になって調べてみたら、あるインタビュー記事を見つけました。
少し前の記事なのですが、これを読んで彼のことをちょっと理解できたような気になっています。
私の感じたままを書きますと、彼は無意識の天才だと思います。
どうも彼は「目標」というものを持ったことがないようなのです。
私なんかだと「あんな素敵な曲が弾けるようになったらいいな」と希望や欲望を目標として据えて、そこに向かって練習を頑張ったりしますが、友寄さんは、今自分が取り組むべきことを一つ一つ一生懸命やり遂げていけば、やがて自然に自分の希望が叶う、というスタンスでやってきているようなんです。
でも私のような凡人では、やるべきことを一つ一つこなしていっても、目標となる位置には近づけません。
自分ではやってるつもりでも全然やり遂げてないからです。
アマゾン川流域に住む部族の村を訪ねては、出されたものを全部ためらいもなくあっという間に平らげ、現地の人のちょっとしたイタズラで入れ墨の原料を体中に塗り付けてこれ以上ないくらいに黒い肌の日本人になり、その結果気味悪がられたり子どもたちにおちょくられたり不審人物扱いされたりしてもいじけたりせず、土産物を勧められたら断ればいいものを全部言い値で自腹で買い取り、酒を勧められたら全部飲む。
最近流行りのマインドフルネスにも通じているような気がします。
自分を意識する暇もないほど一生懸命「今」を生きているようにみえるのです。
自分なんてなくなってしまうくらい夢中になってる。
傍から見たら、めちゃくちゃで破天荒で天才なのですが、彼にしてみれば今やることをただやっているだけなのでしょう。
結果はあとから付いてくるのお手本のようです。
その無意識さがもう天才的。すごいなあ、なんて人なの!
もうひとつ、彼の口癖が「ありがてぇ~」です。
なんでも「ありがたく」いただくのです。(その結果全身真っ黒になってしまうのですが)
人の好意も「ありがたい」と全身全霊で受け入れている。
こんな人初めて見ました。
とにかく面白すぎです。
先日のスペシャルを見ていたら、なんとなく、ナスDの肌が少し落ち着いて白くなってきたように見えたんですが、「黒いのを見慣れただけだよ。まだものすごく黒いから!」と息子に言われてしまいました(笑)
もと通りの肌色に戻るのはいつなのかしら。。。
読んでいただいてありがとうございました。