今日も一人でお昼ごはん

コミュ障・人見知りで友達のいないぼっちおばさん専業主婦のひとりごとです。

バッハのレガートは垂直のレガート

 

こんにちは。

 

昨日、私が趣味で習っている楽器(ア〇ーディオンなんですけどね(笑))の、公開レッスンがあって、聴講に行ってきました。

 

これは、御喜美江先生という、クラシックア〇ーディオン界の第一人者で世界的に活躍されている(ドイツ在住で旦那様も著名な音楽家)、たまに題名のない音楽会などにも出演されている、私から見ればまさに雲の上の方のレッスンを直で受けることができるという、実に画期的なイベントなのです。

小学生のお子さんから、セミプロクラスの方まで、老若男女どんなレベルでも参加できます(もちろん事前選考はありますよ)

 

御喜先生はトークもお上手で、表現が本当に豊かで、ユーモアもたっぷり、優しい中にピリっとした厳しさもあって、そのレッスンは私から見るとまるで魔法の時間です。

 

実は私も今教えていただいている先生に超強力にプッシュされて、前回の公開レッスンに参加してしまいました。

ズブの素人レベルで緊張でガチガチだった私の演奏が、先生に魔法の言葉をかけられて、見違えるように生き生きとした演奏に生まれ変わったのを覚えています。観客のみなさんから拍手もいただきました(笑)。

 

いつもう~んと唸ってしまうのが、先生の言葉の選び方とその表現方法です。

スッと体の中に入ってくるような感じなのです。だからどの生徒さんもちょっとしたアドバイスで劇的に演奏が変わるんでしょうね。

 

昨日のレッスンで心に残った先生の言葉を並べてみます。

 

「どんな曲にも必ずお話(ストーリー)がある。演者はそれを観客に伝わるように演奏しないといけない。その曲への自分の気持ちも伝わるように」

 

「上手くなるために一番大切なことは沢山の音楽を聴くこと。真剣に聞かなくてもいい、何かしながらBGMで音楽を流しておく程度でいい。とにかく聴きなさい」

 

「練習は労働です。体を動かし、顔も動かし、たくさん汗をかく。そうすれば、体が演奏を覚える。体で覚えれば、たとえ緊張して頭が真っ白になってもそれに引きずられることなく演奏することができます」

 

「しっかりと音を取れるようになるまでは、あまり表現に走らず、できるだけフラットに弾くこと。お部屋のあちこちに最初から香水を付けてしまうと、あなたがその部屋に入った時に、あなたのする仕事がなくなってしまいます」

 

「(レガートというのは本来音をつなげて演奏することですが)バッハのレガートは、垂直のレガートです。一つ一つの音を、引力によって地球の中心に球が落ちていくように弾いてください」

 

 

生徒のレベルは様々なのですが、御喜先生は、それぞれの生徒のレベルにしっかりと合わせて最適なアドバイスを魔法の言葉のようにかけてくれるのです。

 

タイトルの「バッハのレガートは垂直のレガート」なんて、難しすぎて素人には無理だろうと思ってしまいますが、そのイメージを頭に置いて弾くだけでも全然違うと思います。

 

昨日はこのレッスンに加えて御喜先生のミニコンサートもあって、バッハ平均律

を何曲も聴くことができました。午後2時から8時半までの長丁場でしたが、先生の集中力には毎度毎度たまげてしまいます。

本当に贅沢な時間でした。

 

で、最後に、「一日10分でもいいので毎日楽器に触れて下さい」とのことでしたので、私も今から練習しようと思っています。。。

でもこれが一番難しいんですよね~(;^ω^)言うは易く行うは難しってことで。

 

 

読んでいただいてありがとうございました。

 

 

 

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