今日も一人でお昼ごはん

コミュ障・人見知りで友達のいないぼっちおばさん専業主婦のひとりごとです。

母の三回忌

こんにちは。いつも来ていただいてありがとうございます。
先日は、新幹線に乗車中に記事を書いて、タイトルだけを公開してしまい、皆様にご迷惑をおかけしました。お詫び申し上げますm(_ _)m

先日母の三回忌を終えて、法事がひと段落つきました。父は母の亡くなる1年前に亡くなっていて、バタバタと法事が続いていました。
空き家になった実家も他人の手に渡り、もともと転勤族でふわふわしていた私もいよいよ根無し草になったような気分です。
うちは父の勤務の関係で、両親とも故郷を離れてしまっているので、実家のある県には親戚もなく、付き合いのある親戚は兄一家だけになりました。
親戚付き合いの面倒くささは母がよく愚痴っていたので、さっぱりすっきりしていいのかなとも思いますが、ちょっと寂しいかなあ。

母は父が死んで1年も経たない内に亡くなったので、お葬式のときにはお坊さんに「よほど仲が良かったんでっしゃろなあ。」とか言われてしまいますが、夫婦仲はいたって悪かったので苦笑するしかありませんでした(笑)

父が亡くなった時はそうでもなかったのですが、母も亡くなってしまうと、昔のことをよくふっと思い出します。
子どもの頃の記憶は、年を取るにつれて薄ぼんやりしてきて、まさにセピア色になっています。

夫婦仲が良くなかったので家庭の雰囲気も悪かったはずなのですが、なぜかほんわかと幸せな気分になるのです。
おそらく、父母に大事にされていたという確信があるからでしょう。
父は毎晩私が寝る前にお布団でお話をしてくれましたし(父は話上手でした)、母はいつも優しくて、手芸上手だったので、スーツもコートも私の服はほぼ母の手作りで、結婚してからもしばらく作ってくれていました。
父が音楽好きだったのもあって、あの頃はとんでもなく高価だったピアノも買ってくれました。ピアニストにもピアノの先生にもなれなくて申し訳ない・・・(^^;)

で、私はそれに見合う親孝行をしたのかというと、否!です。
結婚して遠くに(ついに海外にも)行ってしまったのでむしろ親不孝でしょう。

ああしておけばよかった、こうしておけばよかったと、もっと後悔してもいいようなものですが、不思議と私は親に悪いと思っていません。
厚かましい娘です。
私も子供を産んで、親になって、親の気持ちが少しはわかるようになりました。
具体的な親孝行をしてくれたらもちろん嬉しいけど、独り立ちしてくれたらもう十分だなあ。
まあできれば結婚して家庭を持って孫の顔とか見せてほしいですけど(^^;)

嫁入り道具として持ってきた着物もようやく着ることができるようになりました。
母に悪いなあという気持ちもなくなって、楽になってきました。
母の着物も、寸法直しができるものは直して着るつもりです。